「バレンシアを訪れたいけれど、いつ行くのがベストなの?」
そんなふうに迷っている方におすすめしたいのが、この地中海に面した魅力的な都市。今、バレンシアはミニブレイク(短期旅行)にぴったりの“旬な”街として注目を集めています。どこまでも続くビーチ、美食の数々、そして年間を通じて温暖な気候。冬でも気温はほとんど10℃を下回らないので、季節を問わず快適に過ごせるのが嬉しいポイントです。
滞在時期を選ぶ基準は「どんなアクティビティを楽しみたいか」。いつ訪れても街の“活気”に溢れ、バレンシアの人々が四季を通じて外出やイベントを楽しんでいる様子に出会えるでしょう。
ここでは、旅行やスペイン語学習を目的に訪れる際、季節ごとの魅力を紹介します。
夏
夏はまさにバレンシアが輝く季節。海岸沿いのプロムナードやビーチには大勢の人が集まり、日光浴や海水浴を楽しむ姿で賑わいます。
夏はまさにバレンシアが輝く季節。海岸沿いのプロムナードやビーチには大勢の人が集まり、日光浴や海水浴を楽しむ姿で賑わいます。
特にマルバロッサ(Malvarosa)地区の遊歩道では、海辺に並ぶチリンギート(屋台やビーチレストラン)でパエリアを堪能するのが定番。さらに少し足を延ばして、ハベア(Jávea)、カルペ(Calpe)、アルテア(Altea)など近郊の町の入り江を訪れてみるのもおすすめです。
中でもおすすめは、ダイビングやアウトドアスポーツが楽しめるハベアの「カラ・グラナデリャ(Cala Granadella)」や、白い砂浜とエメラルドブルーの海が広がる「カラ・ポルティショル(Cala Portixol)」。地中海の絶景に癒されること間違いなしです。
春(ラス・ファジャス)
もしバレンシアの伝統に触れたいなら、3月15日~19日に開催される「ファジャス祭り(Las Fallas)」の時期が絶好のチャンス。街中に巨大な人形(モニュメント)が飾られ、最終日にはそれらが一斉に燃やされる壮大な光景を目の当たりにできます。
期間中は、チュロスとホットチョコレートを味わったり、爆竹の轟音が響き渡る「マスカレタ(Mascletà)」に参加したり、聖母マリアへの献花「オフレンダ」を見学するのがおすすめ。さらに、街角で繰り広げられる光と音のショーや、伝統衣装に身を包んだ人々の姿(ファジェロ)も必見です。
冬
「冬は寒さを避けたい」という人にとって、バレンシアは理想的なデスティネーション。気温は穏やかで、テラス席でタパスを楽しんだり、街歩きをするのにぴったりです。
おすすめの楽しみ方は以下の通り:
芸術科学都市(Ciudad de las Artes y las Ciencias)
未来的な建築群や庭園が広がるこのエリアは、必訪スポット。博物館の展示やIMAXシアターの体験はユニークで、一日中楽しめます。
ヨーロッパ最大級の水族館「オセアノグラフィック」
世界中の海洋生物に出会える人気施設。夜は深夜まで開館しており、幻想的な雰囲気の中で海の世界を堪能できます。
旧市街散策
街歩きにはエスパニョレのある「エル・カルメン地区」がおすすめ。中世の趣を残すセラノス塔やクアルト塔などを巡りながら、現代建築とのコントラストを楽しめます。
バレンシア滞在で絶対に外せないのがスペインの食文化。世界的に有名なパエリアをはじめ、さまざまな米料理、オルチャータ(タイガーナッツのミルク風ドリンク)とファルトン(細長い菓子パン)、そして多彩なタパス。
中央市場(Mercado Central)や中世の交易所「ラ・ロンハ」、港エリア、そして自然豊かなアルブフェラ湖畔など、どこでも美味しい体験が待っています。
バレンシアは、いつ訪れても楽しめる街。夏のビーチ、春の祭り、冬の穏やかな気候…それぞれに魅力があります。そして、美しい街並みや文化に触れながらスペイン語を学ぶには最高の環境です。
ぜひ、エスパニョレのスペイン語コースとともに、バレンシアで忘れられない体験をしてみてください。