ある言語を深く理解するのは簡単ではありません。
私たちは時々、ある言語を「もう十分わかっている」と思ったり、別の言語で似ている単語は同じ意味だと考えてしまいがちですが、実際にはそうでないことが多くあります。これが一般的に false friends(フォルスフレンド、偽りの友) と呼ばれるものです。
一度でも語学を勉強したことがある人なら、この感覚がきっと分かるはずです。
Españolé では、この false friends を見分けるのがどれほど難しいかを理解しているので、ここでいくつかのアドバイスやヒントをご紹介します。特に仕事の会議やクラスでのプレゼンテーションでは、false friends を区別できることがとても役に立ちます。
False friendsとは?
False friends とは、スペルや発音が似ているのに、意味がまったく違う単語のことです。見た目は似ていても中身は違うので「偽りの友達」と呼ばれるわけです。
特にラテン語系の言語同士では似た語尾が多く、英語とスペイン語の間で頻繁に起こります。思っている以上に存在し、場合によってはかなり大きな誤解を生むこともあります。状況によってはかなり恥ずかしい思いをしてしまうことも…。
スペイン語を勉強していて中級〜上級レベルだとしても、油断したときにふと false friend が現れて混乱させてきます。
そこで、本記事ではどのような単語が混同しがちで注意すべきなのか、具体例を使って紹介したいと思います。
False friends を避けるには?
実は、英語とスペイン語の false friends 全てを完全に避けるための「絶対的なルール」はありません。
できるのは、よくある false friends を覚え、見たときに意味を理解できるようにしておくことです。
また、自分が混乱しやすい単語をリストにして、例文をつけながら覚えていくのもとても効果的です。
知っておくべき false friends 10選
- Confidente
英語の confident と似ていますが、意味は違います。
- スペイン語:confidente = 秘密を打ち明けられる親しい人
- 英語:confident = 自信がある
- Actualmente
英語の actually に似ていますが…
- スペイン語:Actualmente = 現在、いまのところ
- 英語:Actually = 実は、実のところ
- Constipado
これは誤解すると恥ずかしいタイプのFalse Frineds。
- スペイン語:Constipado = 風邪をひいている
- 英語:Constipated = 便秘している
- Arena
- スペイン語:Arena= 砂(例:ビーチの砂)
- 英語:Arena = スタジアム、競技場
- Casualidad
英語の casualty と似ていますが…
- スペイン語:Casualidad = 偶然
- 英語:Casualty = 犠牲者、負傷者
- Largo
他の単語に比べると大きな意味の違いはありませんが、よくある間違いの一つです。
- スペイン語:Largo = 長い(長さ)
- 英語:Large = 大きい(サイズ)
- Realizar
- スペイン語:Realizar = 行う、実行する、達成する(hacerの類似語)
- 英語:To realize = 気づく
- Molestar
これは要注意が必要な似ている単語です。
- スペイン語:Molestar = 邪魔する、不快にさせる
- 英語:To molest = 性的に虐待する(非常に強い意味)
- Abogado
これは単語が発音される時に、混同しがちです。
- スペイン語:Abogado = 弁護士
- 英語:Avocado = アボカド🥑
スペイン語で「アボカド」は”Aguacate”と言います。
- Embarazada
false friends の代表格として知られる単語です。
- スペイン語:Embarrassed = 恥ずかしい
- 英語:Embarazada = 妊娠している
スペイン語で「恥ずかしい」は、”avergonzado”と言います。
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