スペインのポピュラーソングは、この国の文化的アイデンティティの一部です。多くの場合、リズムが耳に残り、歌詞も覚えやすく、宗教的な祭りや結婚式、洗礼式、誕生日などの祝い事と関連しています。もしすでにスペイン語のことわざや表現を知っているなら、次はこの楽しいスペイン文化の一部であるポピュラーソングを学ぶ番です。
スペインの伝統的な音楽ジャンルの一つに パソドブレ があります。また、フラメンコ もスペイン文化を代表する表現としてよく知られています。
ところで、スペインのポピュラーソングと言っても、2種類のタイプに分ける事ができるでしょう。
1つ目は、世代から世代へ口伝で伝えられてきた「昔ながらの歌」です。例えば、子供向けの歌「El patio de mi casa(私の家の中庭)」「El corro de la patata(ジャガイモの輪唱)」「Hola Don Pepito, Hola Don José」「¿Dónde están las llaves?(鍵はどこ?)」などがあります。
もうひとつのグループには、商業的に大ヒットした有名なポピュラーソングが含まれます。例えば「ラ・マカレナ(La Macarena)」「Vivir así es morir de amor」「Libre」「Corazón partido」などです。
このランキングでは、私たちが考える最も有名なスペインの曲を紹介しています。
これらを覚えれば、バレンシアでのカラオケのスターになれること間違いなしです。
昔から色褪せることのないスペインの人気曲
Mediterráneo
シンガーソングライター、ジョアン・マヌエル・セラット(Joan Manuel Serrat)の「Mediterráneo」は、最もよく知られたスペインのポピュラーソングの一つです。特に、地中海沿岸に位置するバレンシアではその存在感が大きいです。
1971年に作詞・発表され、すぐに人気曲となりました。この歌詞ほど地中海の感覚や文化を表現したものはほとんどありません。
La Macarena
「ラ・マカレナ」は、歴史的に最も影響力のあるスペイン語の歌の一つです。20か国以上の言語に翻訳され、ヒットチャートには欠かせません。1997年にはビルボード「All Time Top 100」の7位にランクインし、あのビル・クリントン米大統領さえも魅了したキャッチーなダンスがあります。
Eres tú
ビスカヤ州ビルバオ(バスク地方)で1960年代後半にキャリアをスタートしたグループ、モセダデス(Mocedades)。その中でも「Eres tú」は大ヒットしました。
1973年にユーロビジョン・ソング・コンテストでスペイン代表として出場し、2位を獲得。間もなくヨーロッパやアメリカのチャートでも1位となりました。現在も、祭りやイベントでよく演奏される歌です。
Libre
バレンシア出身の歌手ニーニョ・ブラボ(Nino Bravo)は、スペインの音楽界で最も認知されている歌声の一人です。「Libre」は1972年に発表され、当時の商業的成功を収め、いくつかの理由から自由への賛歌として知られています。
まず、この歌が発表された1972年はスペインのフランシスコ・フランコ将軍の独裁政権下であったこと、次にこの曲の歌詞が、ベルリンの壁を飛び越えようとして亡くなった、自由で民主的な国境のないドイツを望む人々の象徴であるドイツ人青年ピーター・フェヒターの物語にインスパイアされのではないかと主張する人々がいること、が理由として挙げられます。
Mi gran noche
ラファエル(Raphael)の「Mi gran noche」は1967年発表で、時代を超えて愛され続けています。最近では、「Las Nancys Rubias」などのグループによるカバーによって若者にも人気が再燃し、現代におけるスペインの代表的なポピュラーソングの一つとなっています。また、映画監督アレックス・デ・ラ・イグレシアの映画にも影響を与えました。
バレンシアのポピュラーソング
スペイン語を学ぶためにバレンシアの Españolé に来るなら、バレンシアに根付くポピュラーソングも知っておくと良いでしょう。
バレンシア州は音楽の伝統が深く、祭りには必ず音楽隊や「チャランガ」が付き物です。
代表的な曲の一つに「La manta al coll」があり、地域ごとに様々なバージョンがありますが、曲のトーンは共通です。
その他のバレンシアのポピュラーソングとしては「Pasodoble Xàbia」「Ramonet, si vas a l’hort」「Tinc una barraqueta」などがあります。
その意味を学んで、正しい発音で歌ってみませんか?
バレンシア中心部にあるスペイン語学校 Españolé でお待ちしています!
