私たち Españolé では、スペイン語を学ぶのにおすすめの本をいくつか厳選しました。
このリストには、文法や語彙を学べる参考書だけでなく、レベル別・ジャンル別の読書作品、そしてスペインの公式テストであるDELE・SIELEやスペインの大学入試準備に役立つ試験対策本なども含まれています。
外国人におすすめの「スペイン語学習に最適な本」は?
スペイン語の正書法(スペル)や文法は少し難しいかもしれません。
でも、本を読んだり、スペイン語の映画・ドラマを観たりすることで、より自然に身につけることができます。
スペイン語を教える教師や語学学校では、よりインタラクティブな教材を使うことが増えていますが、本は今でも欠かせない学習ツールです。
授業を進める上でのガイドブックとして、また練習問題や語彙の補強にとても役立ちます。
Q.多くのEspañoléの学生が「外国人がスペイン語を学ぶのに一番良い本は?」と聞いてきますが、私たちの答えはいつも同じです。
A .あなたのレベル・興味・学習目的によって変わります。
ただし、私たちはいくつかの基準を持っています。
- 実際の生活で使えるシチュエーションを扱っていること。
- 学習者の年齢とレベルに合っていること。
- 可能な限り、理論編と練習編がバランスよく構成されていること。
スペイン語を学ぶにあたって良い本とは、内容が楽しく、理解を助けるイラストがあり、さらに発音を練習できるようなスマホアプリなどの補助教材がついているものです。
また、スペインの作家の本を読むことで、スペイン語だけでなく文化も一緒に学べます。

スペイン語学習に役立つ本+スペインの著者
「新スペイン語文法マニュアル(“Manual de la Nueva Gramática de la Lengua Española” )」や「スペイン語正書法(“Ortografía de la Lengua Española”)」(いずれもスペイン王立アカデミー発行)は、疑問を解消する際に必ず参考にすべき本です。
そのほかにも、次の本をおすすめします👇
- Madrigal’s Magic Key to Spanish. 1953年初版。長年多くの学習者に愛されてきた名著。面白いことに、挿絵はあの芸術家アンディ・ウォーホルが描いています!
- Easy Spanish Step-By-Step. 他の図書と比べると文法がかなりシンプルで、文法、動詞、単語を「積み木」のように少しずつ積み上げる構成で、体系的に学べます。几帳面な学習者におすすめです。
- Easy Spanish Phrase Book. 旅行などに使える便利なフレーズ集。文法書というより会話の実用書で、発音の練習にも◎。
※スペイン語勉学者がしがちなスペイン語の間違いについて学ぶ。
- Spanish Frequency Dictionary. 英語話者向けに設計された4冊シリーズ(Essential〜Master)。日常語彙・発音説明が充実していて、発音矯正にも役立ちます。
- 501 Spanish Verbs. 動詞活用を分かりやすい表で学べる定番。非常にシンプルで実用的で多くの先生が愛用しています。
A1レベル(初心者)におすすめの本
以下の本は、スペイン語の勉強を始めたばかりの人々におすすめの本です:
- Practice Makes Perfect: Basic Spanish. 短いレッスンで構成された入門シリーズ。初級者が文法でつまずかずに進めるよう工夫されています。
- Vocabulary A1 Spanish.もし、あなたがスペイン語の勉強を始めようとしているならばこの本は非常におすすめです。テーマ別に語彙・動詞・表現をまとめた入門書。復習や自習にも最適です。
- Nuevo Sueña (Spanish as a Foreign Language). スペイン語初学習から、公式テストA1〜B2レベル受験対応の人気教材。文法・語彙・発音・ライティングを体系的に学べます。
- Short Stories in Spanish for Beginners. 8つの短編で構成された読解練習本。各話には1000語の頻出単語が使われ、要約と用語集付きで理解が深まります。
外国人向け「スペイン語読書におすすめの名作」
スペイン語初学者向けの学習書を紹介してきましたが、今からは私たちがオススメするスペイン語を学ぶのに最適な本を紹介したいと思います。
これらの作品や著者はスペイン文学として有名ですが、今回私たちはそれぞれの作品を読むにあたって、どれくらいのスペイン語レベルが必要なのかも言及しております。
- 『伝説集(Leyendas)』グスタボ・アドルフォ・ベッケル著(難易度:低) ロマン主義文学の代表作。語彙と動詞時制が豊富で、スペイン古典文学触れたい学習者におすすめ。
- ロルカ:勇気ある喜び』アロア・モレノ著(難易度:低) スペイン内戦中に射殺された詩人ガルシア・ロルカの生涯を描いた作品。平易な文体で詩と演劇の世界に親しめます。
- 『マノリート・ガフォタス』エルビラ・リンド著(難易度:中) スペイン文学の傑作でありながら、中級レベルスペイン語読者ならスペイン語勉強にもなるでしょう。マドリードの庶民的な少年の冒険を描いた作品。口語表現を楽しく学べます。
- 『道(El Camino)』ミゲル・デリーベス著(難易度:中〜上)戦後スペインを舞台にした名作。繊細な文体と美しい描写が魅力です。
- 『風の影(La sombra del viento)』カルロス・ルイス=サフォン著(難易度:高) B2レベル以上向け。ゴシックなバルセロナを舞台にした謎と愛の物語。世界的ベストセラー。

DELE試験対策におすすめの本
短期でDELE合格を目指すなら、レベル別教材を複数使うのが効果的です。
Españoléでは、DELE試験準備のためのクラスも用意されています。
特におすすめは、Pack DELE(EDELSA出版社)です。
他にも、
- Las claves del nuevo DELE (Difusión社)
- El Cronómetro (Edinumen社)
- Prepare and Practice the DELE (Octaedro社)
SIELE試験対策におすすめの本
SIELE対策で最も充実しているのは、ラモン・ディエス・ガラン著の教材です。
A1〜C1すべてのレベルに対応し、模擬試験・文法解説・戦略アドバイスが含まれています。
Españoléでは、授業だけでなくさまざまな読書を通してスペイン語を楽しむことをおすすめしています。
あなたのおすすめの本も、ぜひ教えてくださいね!
